商品説明
1880年代より受け継がれる名門、世界のトップギタリストを魅了するスペインのクラシックギター工房、Jose Ramirez(ホセ・ラミレス)。
本器は3代目当主に当たる、ホセ・ラミレス2世が製作した貴重なギター、1952年製のヴィンテージ。
トップ:スプルース
サイド&バック:マホガニー
ネック:スパニッシュシダー
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ペグ:スローン
その他:51mmナット幅、653mmスケール
ホセ・ラミレス1世の技は、弟のマヌエル・ラミレスに継承し、そしてホセ・ラミレス2世へと受け継がれていきます。彼は父の工房で育ち、そこでギター製作の技術を学びましたが、ギター製作家であると同時にギタリストでもあった彼は、20歳のときに南米ツアーの契約を受けることになります。当初2年だけの契約だったため、父を説得してなんとか許可をもらいましたが、ツアーは予定より長引き、なんとほぼ20年にも及びました。
1923年、家族とともにマドリードへ戻る決意をし、2年後には、コンセプシオン・ヘロニマ通り2番地にあるギター工房を引き継ぎました。
ホセ・ラミレス2世は優れた職人としても知られており、その証として1923年にはセビリアのイベロ・アメリカ博覧会で金メダルを受賞しています。
ボディはシープレス材の作品が多い中、本器は大変珍しいマホガニーの一本。
塗装はそう遠くない過去に塗り替えられており、その後はキズも少なく全体的には綺麗な印象です。ヘッド裏3弦ポスト付近に何かしらの理由での埋木跡がございます。また、ボディサイド高音弦側にクラック補修跡がございます。ゴルぺ板を貼られていた形跡も見られ、当時のギタリストにどのように弾かれていたか想像するとわくわくしてしまいます。
現在は完全にオーバーホール済みで、非常に安定したコンディションです。弦高もクラシックとしては低めに設定され、ネックコンディションも良好です。ネックは丸みのある太めのシェイプですが、テンション感は柔らかく、多くの方にとって弾きにくさは感じないでしょう。
大変肉厚で、歴史の重さと同時に癒しも与えてくれるなんとも心地良い音色です。低音の厚みから澄み渡る高音域まで美しく、クラシック曲だけではなく、ジャズ、ボッサ、ポピュラー音楽までカバーしてくれそうなサウンドです。
ラミレス工房の歴史に触れる逸品、ぜひお試しください。
Year : 1952年
Condition : EX
Top : Solid Spruce
Side & Back : Solid Mahogany
Neck : Mahogany
Finger Board : Rosewood
Bridge : Rosewood
Bracing : Fan Bracing
Back Construction : 2p
Neck Width At Nut : 51mm
Scale Length : 653mm
Tuning Machine : Sloane
Rosette : Mosaic
Case : w/HC
修理・改造履歴 : ペグ交換、
リフィニッシュ、
クラックリペア、
詳細はお問い合わせください。
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