Jギター楽器検索 |Bizen Works Private Stock Grain Arched /Killer Curly Koa & BRW w/TOL-Inlay & SP-Hand Wound-PU Dead-Stock "One And Only‼" 中古

商品説明

神田商会 Zemaitis Custom Shopの工場長を務め、様々なミュージシャンモデルや生産ラインを樹立したマスタービルダー坂本行宏氏。20年のキャリアを経て立ち上げた自社ブランドBizen Works。フラッグシップモデルとなるGrainシリーズはカタログスペックを持たないセミオーダー品にて、ヴィンテージサウンド＋αを確立。拘りの厳選材と技術＆経験によるクオリティは、創立後間もないものの、既に多くの有名ミュージシャンに愛用され、瞬く間に高い知名度となっております。

今回の一本は坂本氏が、『このギターは手元に置いておきたかった』と悔やまれる程、Bizen Works全ての製作品の中でも最高峰となる特別過ぎる超逸品。Bizen Worksを立ち上げる以前より15年愛用し続けたカーリーコアのカウンターキッチンの天板を、2020年の楽器フェアに出展する為に切り出して製作した、まさに史上唯一無二となるプライベートストック材による特注製作品。またその特別なリクレイムドコア材によるボディ＆ネックだけでなく、厳選された強烈な杢目を持ったハカランダ（ブラジリアンローズウッド）指板やハカランダパーツ、指板には手作業で丁寧に施されたツリーオブライフインレイ、更には本モデルの為に特注のハンドワウンドにて製作されたJUN TONE製のピックアップ搭載、その他も細部にまで拘りに拘り抜いたスペックは、坂本氏本人も『個人的な感情移入もあり、いつも以上に凝った作りにしてみました』とコメントする程で、実際にBizen Worksの公式インスタグラムでも、5回以上に渡り本機の紹介をしている事からも、本当に特別な一本だという事が分かります。

まずその究極とも言えるスペックですが、ベースとなるのは美しいカーブトップを有するGrain Archedモデル。こちらを贅沢にもオールコアにて製作。採用されたコア材は上述の通り、坂本氏愛用のカウンターキッチンの天板に使用していたプライベートストック材にて、オールコアのソリッド仕様ながら、総重量は約3.31kgと良質材＆経年により水分が抜けた最高のコア材という事が伺えます。ボディトップはヴィンテージのウクレレを彷彿させる、強烈なフレイムフィギュアドと特有の縦杢目を持つ極上のカーリーコアを採用。ボディバックはトップ程でないにしても、シッカリとフィギュアドが浮かぶエキゾチックなコア材を採用。ボディ外周＆ボディセンターには美しい発色かつ太い4mm幅でのアバロンパーフリングが施され、ナチュラルバインディングのルックスとなっております。続いてネックにも強烈過ぎるフィギュアドに圧倒されるカーリーコア材が採用され、強度と音抜けを考慮した3Pコア＆2ラインの5P仕様が採用されております。またヘッド突板もボディとマッチング仕様となるカーリーコアにアバロンパーフリングが施されております。そして極めつけに指板にはダークなコントラストの中に、これでもかと”うねり”を魅せ付ける最上級のブラジリアンローズウッドを採用。更にはそちらには坂本氏の奥様がデザインしたツリーオブライフインレイがアバロンにて施されております。こちらのインレイワークもシャープペンと同じ径となる0.5mmの刃物で、深さ2mmに設定し、非常に長い時間をかけて丁寧に加工されており、ハンドメイドながらに機械にも負けない緻密さと芸術性の高さを演出します。その他としては、ピックガード、エスカッション、テイルピース、ノブキャップ（ノブ本体はコア）、セレクターチップ、トラスカバー、ペグボタン、バックパネルと全てが、最上級のブラジリアンローズウッドから削り出しで製作されたパーツを採用。チューナーはノンロックのGotoh製、ハードウェアはゴールドで統一と、究極の拘りと贅の限りを尽くした、この世に一本のみとなるスペシャルな仕様となっております。

そして気になるサウンドですが、軽いストロークひとつで驚く驚愕の鳴りに驚かされます。ルックスはレスポールタイプながらに、この鳴り方は異常だと感じる程で、弦鳴りを余すことなくボディ→ネックに伝え、生鳴りだけでもクオリティの高さが感じられます。ピックアップは、元々のオリジナルよりJUN TONEの代表である毛利氏が本機のサウンド特性を計った上で特注にてハンドワウンドしたハムバッカー×2を搭載。見た目にもペイズリーのエッチングが施されたゴールドカバードのルックスが芸術的でありますが、サウンドが麻薬的に思える程の素晴らしいトーンをアウトプットします。高域は非常に煌びやかな美しいクリスタルトーンながら、良質なハカランダ指板の恩恵が大きく、どこかでヴィンテージライクな味わいを残し、ドライブ時にも耳に痛い音域を感じさせない日本刀をイメージしてしまうような斬れ味を感じさせてくれます。中域はコア材の良さを引き出した特色があり、強烈なまでに感じさせる芳醇な倍音感が堪りません。低域はレスポールシェイプらしい迫力の野太さと芯のある強いコシを持ちます。サウンドキャラクターとしてはパワー感控えめのヴィンテージライクなトーンとなっておりますが、どのポジションでもそれぞれの良さが際立ち、またピッキングダイナミクスへの追従性、サウンドレスポンス、音の立ち上がりの良さはヴィンテージには無い嬉しいポイントで、いなたく枯れたニュアンスを持ちながら、採用材の良さを十二分に引き出した高いクオリティを併せもった極上サウンドで、ここまで豪華なルックスながら、一番印象に残るのはサウンドだと感じさせてくれます。

最後に状態としては、こちらファーストオーナー様がここまで素晴らしいサウンドながらも、コレクションとして大切に保管されてきた為、5年前の製作品ながらに演奏時間は僅かに数十分程度。目立ったダメージは皆無ながら、神経質に見渡せばピックガード上に極々薄のスレスクラッチ、新品入手時よりあったジャックプレート脇の軽微な打痕、その他薄い布スレ程度こそございますが、ほぼ新品販売時と変わらないデッドストックコンディション。パーツ交換はピックアップ＆ポット（タップ仕様の音が細くなり過ぎた為、通常ポットに）。演奏面としてはネックコンディションは良好、トラスロッドの可動域もシッカリと残っており、フレットに至っては99%コンディションとなっております。付属品としては、新品入手時に交換したオリジナルピックアップ、その他認定書を始めとした新品時の一式が揃っております。もちろんケースもオリジナルハードケースが付属致します。

Bizenの歴史の中でも確実に最高峰に位置するプライベートストック材を使用した特別な一本。仮に今同内容（同等のカーリーコア材）でオーダー出来たとしても200万円前後になるかと予想されます。今回の一本はそれ以上にプレミアムな一本につき、それこそ200万円オーバーで販売しても売約が予想されながら、ファーストオーナー様からのご厚意もあり、非常にお値打ちな特別価格にてこちらの究極の一本を販売させて頂く事となりました。この機を逃せば一生手に入らない唯一無二のスペシャルモデルとなりますので、お気になりました方は絶対にこの最初で最後の大チャンスをお見逃しなく。