
多彩なギターテクニック、グルーブ感、ダイナミクスの表現力、全てにおいて圧倒的で聴く者を常に魅了しつづける至高のギタリスト「トミー・エマニュエル / Tommy Emmanuel」のギタースタイルをしっかりと学ぶことは、皆さんのギターライフにとても良い影響や刺激を与えてくれると思います。
これまでのトミーとの交流のなかで僕が直接学んだことをはじめ、日本人の目線でのトミーのアレコレ、色々な角度から考える楽曲の成り立ちなどもお伝えしていきます。
ギャロッピング奏法やサムピックを使ったテクニック等は本当に奥が深く、長期的な練習の継続も必要ですが、何よりも「トミーのように弾けたらきっと楽しいだろうな、自分もやってみたい!」と思うことが一番大切です。
楽しく演奏をするためにしっかりと土台を作り、トミーのスタイルを吸収して成長していきましょう!
ギタリスト 西山 隆行
第1回) トミー・スタイルの特徴とギャロッピング奏法の基礎 Part.1
< EX-1 >
・ベースパートを強めにピッキングして、1つ1つの音にアクセントをつける。
・さらに2拍目と4拍目を左指で弦をミュートすることでスタッカートを作り、ブンチック・ベースのグルーブが生まれる。
< EX-2 >
・最初はゆっくりとしたテンポから始めて、ベース音のフレーズを意識せずに弾けるようになるまで練習をする。その後にメロディーパートを重ねて演奏をするという順番が大切。
・次にブンチック・ベースのアクセントやスタッカートを意識して、、、というように段階的に練習することが上達のコツ。