Matchless HC-30 Sampson Garage Era Early 1992 Gray /Old Paper Label & L-Serial #76 Owned by Pro Guitarist & Matchless Collector "G.O.A.T. Sound" 1992年 Used 1278518 Matchless(マチレス)【楽器検索|Jギター】
今回ご紹介させて頂くのは、そのガレージ・サンプソン期の中でも最初期となるシリアルL-1072(シリアルは1001からスタートの為、こちらは72台目の製作品)、オールドペーパーラベル&グレイカラーシャーシ仕様の非常に希少な一台。そして何より特筆させて頂きたいのはMatchlessのDC-30やHC-30はもちろん全てのモデル、全ての年代を併せても、今回の一台がG.O.A.T.(Greatest Of All Time=史上最高)と断言してしまっても良い程、他を完全に凌駕した悶絶必須のサウンドを誇る強烈な究極の逸品。元々はカナダのプロギタリストが長年愛用し続けてきた個体でしたが、コロナ禍の影響より断腸の想いで手放す事となり、それを国内でも最も所有してきた数が多いと思われる弩級のMatchlessコレクターの方の手に渡り、今回お願いにお願いを重ねて当店にて取り扱いさせて頂く事となりました。
まずはその基本スペックとしては、こちらのHC-30モデルについては、フラッグシップモデルとしても世界的に名高いDC-30のヘッドアンプバージョンとなり、クラスA回路によるEL84管4本から30W出力されるパワーチューブサチュレーションサウンドが特徴的なアンプとなります。サウンド面として評価の高いUSAスペックの117V仕様。もちろんPoint To Point配線。パワー管はEL84×4、チャンネル1にはECC83のプリ管を使用した1964年製のVOX AC-30 Top Boostを基本とします。チャンネル2にはEF86のプリ管を使用し1959年製のVOX AC-30 EF86が基本となります。またMaster Volumeのバイパス時(コントロールのPush⇔Pullで切替え)または大音量時に使うカットコントロールを搭載し、元となるAC-30と比較しても使用環境によってVolumeでサウンドメイクが可能となっております。電源トランスには最初期となる1991~1992年にしか採用されていない『WTI9458』型番。またその他の初期スペックとしては、1993年までのプラスティックハンドル&エンボスロゴの入ったブランドロゴ、ロゴライトは以降のモデルに採用されるセパレートではなく、シャーシに2個の電球が取り付けられております。パイロットランプのジュエルも初期仕様、モデル&シリアルは希少なオールドペーパー&手書き、また最初期のみシャーシ内はグレイカラーに塗装されております。また内部のパーツも年式・個体によって多少異なりますが、こちらは流石に最初期の製作品ということもあって、ハイグレードなパーツが惜しげもなく使用され、ポット類もAllen BradleyやClarostatの密閉ポット等の高級パーツが使われております。