Jギター楽器検索 |Gibson(ギブソン) SG Standard 1970 Cherry Red /Stickered Numbered PAF & Maestro 3.42kg "Full-Original & Virgin Solder" ビンテージ

商品説明

1952年からという深い歴史があり、エレキギターという大きなジャンルの代名詞でありGibson社のフラッグシップモデルである”Les Paul”モデル。しかし販売当時は高い定価と重いボディに今のような人気が無く、1961年の初期にSG(Solid Guitar)シェイプへとモデルチェンジを致します。その後1968年にはメイプルトップのLes Paul Standardが復刻しますが、人気の高かったSGモデルはそこで生産終了とならず、現在に至るまでラインナップされ続けるロングセラーモデルとなっております。SGを愛用するギタリストとしては、エリック・クラプトン、アンガス・ヤング、デレク・トラックス、ジミー・ペイジ、イアン・マッケイ、ブリタニー・ハワード、ゲイリー・クラーク・ジュニア等々、国内でも数多くのギタリスト達が愛用するLes Paulモデルとならぶエレキギターのスタンダードモデルとなります。

今回ご紹介させて頂くのは、Gibson社にとって過度期とも言える1970に製造されたSG Standardモデル。iドット無し 、スモールボリュート、MADE IN USA刻印無し、1Pボディ＆3Pネックの人気の高いスペックに加え、当時から変更歴無し・リペア歴無しのハンダバージンのフルオリジナル、ブランドペイントが底面に入ったイレギュラースペックのオリジナルトーレックスケースが付属致します。

まずそのスペックとしては、SGシェイプのダブルカッタウェイ、ボディ・ネックともにマホガニー材となりますが、これぞヴィンテージと感じさせる近年物とは比べ物にならないレベルの素晴らしい材が採用されております。こちらは過度期のスペックとなりますが、音響特性の高い1Pボディに、音抜けと強度に優れた3Pネック仕様（1969～）。iドット無し（1968～1970）、ネック裏にはスモールボリュート（1969～1970）、MADE IN USA刻印無し。指板にはヴィンテージらしい良質なローズウッドが採用されております。その他としては、ふたコブ＆ダブルラインのクルーソンデラックスチューナー（1963～1970）、ラージピックガード（1966～）、低い位置のクラウンインレイ（1966～）、クラウンインレイの縦長形状（1970～）等の過度期スペック、ワイヤード＆ナイロンサドルのABR-1ブリッジ、特徴的なスタイル＆刻印の入れられたマエストロ・ビブラートユニット、メタルプレートトップのソンブレロノブ、指板のディッシュインレイ、トラスロッドカバーはモデル名の刻印は無しとなっております。

そして気になるサウンド面ですが、まずピックアップにはヴィンテージの全年を通して評価の高いステッカードナンバードPAF×2を搭載。レスポールモデルから引き継がれる特有の太く粘りのあるローミッドに加え、弾き込まれたヴィンテージならではの”こなれた”倍音感は、クリーン～クランチでは味わい深い枯れたサウンドを、ドライブ時には迫力のパンチ力と煌びやかでレスポンスの良いアタック感をお愉しみ頂けるでしょう。クリーン～クランチにおけるブルージーなソロパートからドライブ時のジャキっと歯切れの良いロックリフまで幅広いジャンルで活躍してくれる一本です。また約3.42kgと軽量で取り回しの良い点、ナローネック（約40.5mm）ならではの握りやすいシェイプ、ダブルカットのハイポジの演奏性など、SGモデルがロングセラーであることが裏付けられる非常に高いプレイアビリティを誇ります。

状態としては、55年と半世紀以上の歳月が経過しており、打痕やスレ、当て傷やバックルスクラッチ等の使用感こそ否めませんが、ヴィンテージではあって当然のウェザーチェッキングも少なく年式の割にキレイな印象を受けます。この年代特有のダークなチェリーレッドカラーもフェイドは少なく塗装のツヤも残っております。またパーツ類に関してもフレット＆ナットを含め全て当時のままからとなるフルオリジナルコンディション。電装関係もハンダバージンにて当時のままとなっております。金属パーツの状態も非常に良好です。もちろんネック折れリペアやクラックリペア、リフィニッシュなどのリペア歴もございません。唯一のマイナス点としてはピックガードに星形の加工跡、ピックガード＆トラスカバーに経年によるシュリンク（湾曲）が見られます。プレイ面としてはネックに多少のハイ起きがあり20F低音弦側で若干のバズ音が出ます（調整等による対応については別途ご相談下さい）。トラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットは元々背の低いタイプながらチョーキング等にて引っかかるような大きなエクボも無く現状にて6部山程度残っており、ピックアップの減衰や、コントロールの特筆するようなガリ等も無く、これからもまだまだ活躍してくれる実戦的なヴィンテージです。またケースはオリジナルにてブラックトーレックスケースが付属致しますが、こちらは表面でなく底面にGibsonロゴが入った超希少なイレギュラー品となっております。

昨今のコロナ禍＆円安の影響による高騰はとどまることを知らず、特に1970年代初期のヴィンテージギター相場は急激な右肩上がりを続けております。同年代の相場としては、コンディション、パーツ変更歴、スペック等によっても大幅に前後致しますが、使用感が強くパーツ変更歴も多い個体でも95～100万円前後、フルオリジナルかつ状態の良いものですと150～160万円前後となっております。こちらの一本に関しては、ハンダバージンのフルオリジナルにて、ピックガードの加工やピックガード＆トラスカバーのシュリンクを考慮しても、適正価格は3桁超え当然な内容となっておりますが、今回前所有者様からの多大なるご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。楽器業界全体の高騰がまだまだ続いている今、本当に良いヴィンテージは非常に早くの売約となる事が多くなっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

※追記：ピックアップの高さ調整ビスのみ交換がございました。

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