まずそのスペックとしては、何を差し置いても特筆すべくは、こちらの強烈過ぎる極上カーリーコアボディですが、コア材独特のエキゾチックな縦ラインの杢目に加えて、ビッシリと霜降り状に入ったフィギュアドフレイムが浮かび、過去に市場に出た同モデルの中でも最高峰と呼ぶに相応しい本人所有機を彷彿させる一本となっております。フィニッシュにはその杢目を生かしたナチュラルカラーのオイルフィニッシュにて、非常に煌びやかなフィギュアドながらも落ち着きも感じさせる雰囲気抜群の仕上がりとなっております。続いてネック&指板には上位グレードのレスポールやSRVストラトにも採用されるパーフェロー(ボリビアンローズウッド)が採用されておりますが、こちらも非常にコントラストが強く黒の美しい杢目も確認出来る素晴らしい材となっております。その他としては、フィギュアドを活かすノンピックガード、ブラックアウトラインのゴールド・ブランドロゴ、指板ポジションマークはクレイドットマーカー、本人同様のEven C RB(.8-.850)のネックシェイプは薄いながらも強度は抜群で、握った瞬間に弾きやすいと誰もが感じられるようなプロフィールとなっております。指板Rは10”-14”のコンパウンドラディアス、ヘヴィーサイズ・ステンレスフレットのツバ出し22F仕様、ラウンドボタンのGotoh製シャーラータイプチューナー、リセス加工の施されたフロイドローズブリッジ、またハードウェアはゴールドで統一と、このモデルならではの拘りが各所に見受けられ、またこちらの個体に関してはシリアルが#9998とシリアルナンバーまでも特別な一本と感じさせてくれます。