商品説明
商品説明
この作品は前回入荷したルイス・パノルモ【Louis Panormo】工房のギターと同じラベルです。
ラベルにはPanormo Fecit Anno 1828 と書かれてありこれは単純に『1828年パノルモ作』という意味です。
これは当時主に芸術作品の署名に用いられた書式のようでそれがヴァイオリンの名器:ストラディバリウスであれば Antonio Stradivarius fecit anno 1731 と表記され意味としては『1731年アントニウス・ストラディバリウス作』となます。
パノルモ一族は元々がヴァイオリン族の弦楽器製作を専門とする職人集団で、ヴァイオリンやチェロを製作していた名工の中にギターを製作する親族もおり、そういった環境が結果として19世紀ギターの三大名品=フランスのラコート、オーストリアのシュタウファーに肩を並べて、パノルモがその一翼を担う19世紀ギターの名器として位置づけられることとなったんだと思います。
パノルモのギターは概ね、19世紀ギターの中では最もモダンギターに近い鳴り方をしているのですが、この作品も前回入荷の同作と同じく一般的なパノルモのイメージとは違って、個性的で古い趣とも違うかなり豪胆な鳴り方をしています。
音量と音の太さは尋常ではありません。
その中にも弦楽器特有の木質の音が全面に出ていて信じられないほどの力強い和音の調和を生み出しています。
このパノルモの力木は放射状のバーとなっています。
フレットは金属製、糸巻きはRance社製でBaker社と並びパノルモに標準的に装着されているものです。
公開に当たり弊社ではどんなギターも点検・お手入れをしますが、このパノルモは糸巻きの消耗が全くなくまた真鍮のくすみもほとんどない状態であることから、これまでのオーナーがきわめて大切に保管していて、しかもあまり使用していないことが感じられました。
クラックはあるもののダメージといえるほどのものではなく、修理も丁寧になされており、全体の健康状態も申し分ありません。
ブリッジはパノルモの場合 通常は弦高調整が出来ないのですがこのパノルモにはモダンギターのサドルに当たる部分に後世の修理者が独特の工夫を凝らしていて弦高調整が出来るようになっています。
このパノルモの形状にフィットした特注ケース付き。
詳細情報
詳細情報
商品名
Louis Panormo 【ルイス・パノルモ】 オリジナル
商品ID
1472799
楽器カテゴリ
ギター/ベース/弦楽器
> クラシックギター/フラメンコギター
> クラシックギター
ブランド
Louis Panormo 【ルイス・パノルモ】
型番・モデル
オリジナル
楽器区分
ビンテージ
年式
1828年
程度
4[EX+] : 年代から見て状態が良い
オプション
スモールサイズ, ビルダー/ルシアー/ハンドメイド
トップ材
スプルース(松)
サイド&バック材
ハカランダ
カラー系統
ナチュラル/木目系
生産国
イギリス
弦長
635mm
ケース
ハードケース
付属品
ハードケース、弦・クロス
公開日
2025/10/16
更新日
2025/10/16