1959年製のグレッチ#6118ダブル・アニバーサリー、2トーン・グリーンフィニッシュの2ピックアップ仕様です。
色も鮮やかなニア・ミントコンディション。
ペグ、フレット、ピックアップ、ノブ、ピックガード、ブリッジ、テイルピース、全てオリジナルです。
ヴィンテージ・グレッチにありがちなバインディングのトラブルも見られません。
ピックアップは同時期の#6120と同じP.A.F.カバーのフィルタートロンです。
#6120はゴールド・メッキですが、こちらはシルバーのクローム・メッキ仕上げです。
人気モデルの#6120は状態が良いモノはかなり高額になってしまい入手はおろか出物も中々見かけなくなってきてしまいました。
グレッチのオイシイところは16インチサイズ・ボディの中でも木部に関しては上級機種との作り分けが見られないのでアニバーサリーでもほぼ#6120と同じサウンドが期待できます。
サウンドに影響が考えられる違いを挙げると、
指板が#6120はエボニーなのに対してアニバーサリーはハカランダ材。
一般的にエボニーの方がエッジ感が出てサウンドが締まり、硬めのトーンになると言われ、ハカランダは中域の豊かさトーンの厚みがあると言われますね。
テイルピースが#6120はビグスビーなのに対して、アニバーサリーはGカットのブランコ・テイピース。
ビグスビーはトップ板の振動を抑えるので取り付けるだけでサウンドがタイト気味になりブリッジへの弦の出位置が高くなる為テンションが少し柔らかくなり、ブランコテイルピースは弦の出位置が低くブリッジまでの角度がきつい為に弦テンションも強めになりトップ板の振動を抑制しない為に箱鳴りはより豊かになる傾向があります。
とはいえヴィンテージのグレッチは個体差が非常に大きいのでサウンドに一番影響を与えるのはネックのジョイント角度という事になります。
ネックの差し角次第で弦テンションも、箱鳴りの豊かさも大きく異なってきます。
今回のギターはネックのジョイントも非常にタイトで角度も十分にある為、ブリッジ高が非常に高くセットされていますが、これにより弦テンションが十分に稼がれ箱をしっかりと鳴らすことが出来ています。
このブリッジ高でありながらネック角が良い為、弦高も非常に低くセットしたままビビり、音詰まりなく弾けるという理想的な状態です。
#6120のストレートバー・ブリッジはサウンドに重さ、厚みが出るのに対して、アニバーサリーやホワイト・ファルコン、カントリークラブ、そしてこのアニバーサリーに採用されているスペースコントロール・ブリッジはサウンドがやや軽やかになる傾向にありますがコードを弾いた時の各弦の音の分離が非常に良いというサウンド特性があります。
今回のギターはホローボディの内部構造も#6120と全く同じ所謂トレッスル・ブレースが組み込まれています。
これによりトップ板の振動がバック板にダイレクトに伝わり箱モノらしからぬサウンドのタイトさ音の芯の太さを生み出します。
しかもこのトレッスル・ブレース、当店の経験上はアニバーサリーに於いては58~59年にしか見られません、しかもその年式であってもアニバーサリーだとトレッスル・ブレーが入っていたり入っていなかったりと両方存在しています。
今回の一本はグリーンで、2PAFにレッスルブレースと非常にラッキーな組み合わせです。
1ピックアップ仕様のシングル・アニバーサリーでも2ピックアップ仕様に改造してしまえば理屈上は同じ様なサウンドが出るのですが、出来ればオリジナルの方が嬉しいですよね。
因みに60年にハイロートロンが登場するとアニバーサリーにはそちらが標準スペックとして採用され、マウント方法の違いによりブレーシングの配置に変化が見られ、基本的にはトレッスル・ブレースも組み込まれない完全なフルアコ構造となりサウンド・キャラクターも変わってきます。
また58年から59年前半まではブレーシング構造の大きな所謂ヘビー・ブレースが採用されており、今回のギターの様なセッツァータイプのライト・ブレースが搭載されているのは59年の中期から後期と非常に短い期間になります。
そしてシングル・アニバーサリーよりも圧倒的に生産量が少ないと思われる希少なダブル・アニバーサリー、しかも人気の2トーン・スモーク・グリーン・フィニッシュ。
ベストなギターだと思いますよ。
海外ではどんどんと値段が上がってしまっています。
まだ頑張れば手が届く今のうちに是非!
ご希望の方には追加チャージで当店秘蔵パーツの59年型グレッチVカット・ビグスビーB6を販売取り付けいたします、ご相談ください。
商品名 | Gretsch 1959 グレッチ #6118 ダブル・アニバーサリー / 2トーン・グリーン |
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商品ID | 1326639 |
楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > エレキギター > その他のフルアコ/セミアコ |
ブランド | Gretsch(グレッチ) |
型番・モデル | 1959 グレッチ #6118 ダブル・アニバーサリー / 2トーン・グリーン |
楽器区分 | ビンテージ |
年式 | 1959年 |
程度 | 4[EX+] : 年代から見て状態が良い |
公開日 | 2024/10/04 |
更新日 | 2025/07/14 |
店名 | スリル オン ザ ストリング |
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所在地 | 東京都渋谷区鶯谷町12-5 大芦ビルB1F |
営業時間 | 12:00~19:00 |
販売事業者 | |
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代表者又は責任者 | |
所在地 | - 0 |
電話番号 | -- |
販売価格 | |
販売代金以外に必要な手数料等 | |
支払方法及び支払時期 | |
引渡時期 | |
申込み有効期限申込み有効期限 | |
保証 | |
返品・交換・キャンセル | |
販売数量制限その他の特別な条件 |
Gretsch(グレッチ):アメリカのメーカーで、エレキギターの生産は1940年から。チェット・アトキンスとの契約により、6120やWhite Falconがヒット。ジョージ・ハリスンがエドサリバン・ショーでCountry Gentlemanを演奏したことでも知られる。1980年代にブライアン・セッツァーの活躍によりロックンロールのイメージも定着。Tennessean,Duo Jet,Anniversary等の他、Electromatic等の廉価版もある。 (Gretsch/グレッチのキーワード検索結果はこちら)
Gretsch(グレッチ):アメリカのメーカーで、エレキギターの生産は1940年から。チェット・アトキンスとの契約により、6120やWhite Falconがヒット。ジョージ・ハリスンがエドサリバン・ショーでCountry Gentlemanを演奏したことでも知られる。1980年代にブライアン・セッツァーの活躍によりロックンロールのイメージも定着。Tennessean,Duo Jet,Anniversary等の他、Electromatic等の廉価版もある。 (Gretsch/グレッチのキーワード検索結果はこちら)