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Product Description

Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も不変の人気を誇り、世界的な大物ギタリスト達の愛用に始まり、多くのアーティスト達に愛用され続ける王道のエレキギターモデル”Telecaster”。特にオリジナルヴィンテージとなる1950～1960年代の黄金期に製作された個体は、全くと言っていいほどに相場は衰える事を知らず、年々高騰を続けております。

今回ご紹介させて頂くのは、多くのロックアーティスト達にも愛用される1960年代のオリジナルヴィンテージ・テレキャスター。CBS買収後の過度期ならではのハカランダ指板を採用した一本かつ、セレクター交換以外はフレット＆ナットを含め当時からの変更無しとなるフルオリジナル。激渋のリアルエイジドルックスに、出力減衰を感じさせない強烈過ぎるヴィンテージサウンドを放つ一本になります。

まずそのスペックとしては、テレキャスターの中でも最も人気が高いと言っても過言では無いブロンド＆アッシュにハカランダ指板の王道スペック。採用されている材自体も流石黄金期というべく素晴らしい材ばかりとなっており、ボディはアッシュ材となりますが、塗装の上から見える杢目は非常に美しい柾目取りとなっており、ビッシリと密度の高い材ながら重量は約3.5kgとテレキャスターのベストウェイトとなっております。同時期にて3kg台前半の個体も多く見られますが、ある程度のウェイトが無いと太いテレキャスサウンドが得られない傾向にあります。続いてネックにはトーン重視の板目取りにて薄っすらながらフィギュアドライクなギラつきも感じさせるヴィンテージならではの良質なメイプル材を採用。そして極めつけは指板に採用されたハカランダ（ブラジリアンローズウッド）ですが、一般的には1965年までの採用とされながら、実際に1960年代後半までに多く見られ、こちらは赤茶のダークなコントラストにストレートではなく、うねるような杢目が特徴的な良質な材となっております（インディアンとハカランダの判断は難しくなりますが、当店での判断はハカランダ、前販売店となります老舗ヴィンテージショップ様でもハカランダと断定されて販売しておりました）。その他としては、F刻印プレートの4点留めボルトオンジョイント。ホワイト-ブラック-ホワイトの3Pピックガードはありがちなビス周辺のクラックや部分欠損も無く、シュリンクや湾曲も殆ど無い良好な状態です。ブリッジはパテント入りの3点スパイラルサドル、1ストリングガイド、12Fナロウピッチのパールドットマーカー、ヘッドには2パテントのモダンロゴ、Fキーチューナー等が挙げられます。

そして気になるサウンドですが、ガツンと前に出る極太の芯を持ったパワフルさと、繊細なピッキングニュアンスも心地よく再現するメロウなキャラクターを併せ持つメリハリのハッキリした極上のテレキャスターサウンド。同年代のテレの中でも本当にズバ抜けて素晴らしいトーンをお愉しみ頂けます。搭載されたオリジナルピックアップの出力減衰も全く感じられず、ドライブサウンドでもその芯の強さを損ねることなく力強く掻き鳴らせます。そして王道テレキャストーンともされるジャキっと切れ味の良い歯切れのよいサウンドにハカランダ指板特有の”いなたい”味わい深さを併せ持ち、ブルースやロックは勿論、幅広いジャンルに対応する一本です。他とは一線を画す採用材のグレードも然り元々の個体の良さもあるかと思いますが、58年前と半世紀以上の歳月にて熟成された個体ならではのボディとネックの一体感や音抜けの素晴らしさは、近年の製作品では絶対に味わう事の出来ない本物のヴィンテージサウンドを感じて頂けます。

最後に状態としては、サウンドの良い個体という事を裏付ける半世紀以上58年の歳月が生み出すリアルエイジドルックス。全身にビッシリと入ったウェザーチェッキングに始まり、クリーム～ブロンドに焼けたカラーはこれぞロックと感じさせ、近年のエイジドモデルでは絶対に再現する事の出来ない”本物“を証明する激渋のオーラを放ちます。またシッカリと弾き込まれてきた個体ながら、フレット＆ナット、ポット等の消耗品も当時から交換歴無く、セレクターのみ同じCRL製に交換がございますが、それ以外はフルオリジナル。ここまでサウンドが良く弾き込まれた個体でこの状態は奇跡と言ってもいいでしょう。また演奏面としてもネックコンディションも良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、電装関係の不具合もございません。フレットはオリジナルにて4～5部山、部分減りもございますが、まだまだ現役でお使い頂ける状態となっております。ケースはオリジナルのブラックトーレックスケース（ラッチ破損無し、ケース取手、ポケットの取手も残っております。）が付属致します。
※年式の判断としては、シリアルからは1966～1968年対応、ポットデイトは1966年（6617）、ネックデイトは3 SEP 67 Bより1967年製と判断しております。

昨今のコロナ禍＆円安の影響による高騰はとどまることを知らず、1950～1960年代のヴィンテージテレキャスターの相場は急激な右肩上がりを続けております。同年代の相場としては、コンディション、パーツ変更歴、スペック等によっても大幅に前後致しますが、250～300万円前後、今回の一本に関しては、ほぼフルオリジナル、ハカランダ指板という点を加味すれば300万円オーバーでもおかしくありませんが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、相場を完全に無視したまさかの破格特価にてご案内させて頂く事となりました。ここまでのヴィンテージテレキャスターは今後を含め探しても早々出てくるものではありませんので、一生物の良いテレキャスターをお探しの方は絶対にこの二度とない大チャンスをお見逃しなく。

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