今回ご紹介させて頂くのは、国内正規代理店であるオカダインターナショナルにより、日本限定のスペックにてオーダーされるJE-Lineより、強烈なフィギュアドを纏ったローズテッドメイプル、ハカランダライクなダーク&うねる杢目のローズウッド、V63Plus×2+ThornbuckerのSSHレイアウト&SSCⅡ、ステンレスフレット、そしてリアルなライトエイジド等、様々な拘りが詰まった、これぞハイエンドギターと呼ぶに相応しいストラトモデル、Classic S Antiqueの2024年製。殆ど使用感を感じさせない極上美品コンディションの一本になります。
まずそのスペックとしては、良質なアルダーボディをオーセンティックな2Pにて採用し、Mateus Asatoの愛用でも有名なブラックカラーにてフィニッシュ。ネックには板目と追い柾目の中間といった非常に味のある木取りにて、3Dにギラつく強烈過ぎるフィギュアドフレイム、各所に硬質材の証でもあるフレックラインが浮かぶ最高峰の極上材に、近年の技術の結晶とも言えるローステッド加工が施されております。こちらの加工は無酸素状態で一定の時間オーブンにかけ、芯部までも同カラーへと変化させ、一般的なメイプルと比べても湿度の変化に強くサウンド面にも大きな恩恵を与えてくれます。続いて指板には非常にダークなコントラストかつ全体的に”うねり”を持った強い黒の杢目が走るハカランダライクな素晴らしいインディアンローズウッドをスラブ貼りにて採用。そしてAntiqueシリーズならではのビッシリと入ったウェザーチェックにポツ打痕や塗装チップ等の若干のレリックを施したライトエイジング加工により抜群の雰囲気を持った一本に仕上げられております。その他としては、ヴィンテージルックのパーチメントガード、Suhrオリジナルの2点支持のシンクロトレモロにはスティールブロック&ベントサドル、Suhrオリジナルのロッキングチューナー、細部スペックとして、ネックプロフィールは60’s C Vintage Medium(.830”-.950”)、指板Rは9“-12”のコンパウンドラディアス、1.650“ナット幅、フレットはステンレススティール・ミディアムサイズのツバ出し22F仕様、トラスロッドアジャストはヘッド側、ゴールド&ブラックアウトラインのブランドロゴ、2023年からとなるヘッド裏の” Lake Elsinore, California”刻印、ネックフィニッシュはシルクのように滑らかなラッカーサテン仕上げ、丁寧なフレットサイドのロールド処理加工、ヒールレスカット等により、王道のヴィンテージストラトをベースとしながらも、演奏性の高いモダンスペックを併せ持つ素晴らしい一本となっております。これら内容はその後すぐに発表されるマテウス・アサトのシグネイチャーモデルに近い内容、正確に言えば更にアップグレードされた内容となっており、プロギタリスト向けのハイエンドスペック同等の一本となっております。