商品説明
ハウザーの優れたコピーモデル製作でも高名な広瀬達彦氏。
78年頃までは、父である博彦氏と共同で製作されていた。
本器のラベルにも博彦・達彦の両氏の名が記載されている。
この時期の広瀬ギターの価格帯はシンプルで、10万円(ローズモデル)、15万円(ハウザーモデル)、20万円(ハカランダモデル)、…等々になる。
広瀬ギターの音の特長は、豊富な音量をベースに、透明度の高いクリアな音色である。
その音は強靭とさえ言える強くかつしなやかな音で、強いタッチで弾いても弾きつぶれることのない、弾き応え十分な楽器でドイツの名品を想起させるが、決して無色透明な味気ないものではなくどこか優雅な気品も漂う。
使用材についても、稀少材を惜しげもなく使われており、特に表面板は独特の濃淡がある木地と少し曲がった木目から判断して日本が誇る「エゾ松」である。
1954年と2004年の巨大台風が産地である大雪山も襲い、エゾ松林もほぼ壊滅して、もはや幻となった名木である。
側板&裏板のローズウッドも柾目どりの真っ直ぐな木目の良材で、現在流行りの代替えローズとは一線を画す。
指板は指当たりも滑らかな真正の黒檀で良材である。
12フレット弦高は、6弦4.0㎜、1弦3.8㎜、と1弦側が少し高目の数値だが、元々が低音側と高音側の弦高にあまり差がない設計で、これも力強いクリアな音質を生む工夫と思う。
ただ一方でサドル残が少なく、当店で再度弦高調整するとしても、上記の数値から0.2㎜~0.3㎜程度低い数値が限度と思われる。
※付属のハードケースは大変に古く、一応実用にはなるが、通販の際に輸送用として使える程度になる。
詳細情報
| 商品名 |
広瀬博彦・達彦 №10 1976年製作 オール単板仕様 |
| 商品ID |
1481006 |
| 商品コード |
cks251 |
| 楽器カテゴリ |
ギター/ベース/弦楽器
> クラシックギター/フラメンコギター
> クラシックギター
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| ブランド |
広瀬博彦・達彦 |
| 型番・モデル |
№10 1976年製作 オール単板仕様 |
| 楽器区分 |
中古 |
| 年式 |
1976年 |
| 程度 |
3[EX-] : 年代から見てほぼ標準的な状態 |
| オプション |
ビルダー/ルシアー/ハンドメイド
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| トップ材 |
スプルース(松)
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| サイド&バック材 |
ローズウッド
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| カラー系統 |
ナチュラル/木目系
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| 生産国 |
日本
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| 弦長 |
660mm
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| ケース |
ハードケース
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| 公開日 |
2025/10/27 |
| 更新日 |
2025/10/27 |