商品説明
ラベルには、加山照良とあるが、真正の手工品ではなく量産ギターになる。 70年代に発刊されていた、Nギター音楽院の機関紙的な意味合いのあった雑誌「ギター・ミュージック」の広告欄では結構見かけたように記憶している。 幼児・子供用ギター、合奏用のアルト・バスギターなど幅広く製作されていた製作技術の高いメーカーである。 本器の型番である202Pの末尾のPはプライム・ギターを意味するものと思う。 (※Nギター音楽院では、通常のクラシックギターをプライム・ギターと呼称されている。) また、同学院と関係の深い野上三郎氏からも技術指導を受けられていたようで、加山照良ラベルでも「野上三郎監修」と表記された個体もある。 ギターアンサンブルでは、プライムギター(通常のクラシックギター)は主に中音域を受け持つとされるが、本器であれば一音一音の発音が明瞭で、軽いタッチでも音量が出せ、低音域と高音域の間で内声部が埋没することなく、たとえ初心の方でもアンサンブルの充実感を体感できるように思う。 本器の内部構造上の特徴としては、まず表面板の「タコ足」と呼ばれる力木が通常は7本の所が5本であり、裏板のブックマッチで貼り合わされた部分に通常はある「裏板補強材」が省かれている。 表面板の厚みも薄く、全体的に軽く作られており、量産ギターでありながら非常に箱鳴りのするギターである。 仕様としては、トップ/スプルース単板、サイド&バック/ローズウッド合板と思うが、不確実な部分もあるので、価格的にはオール合板仕様として設定している。 いずれにしても、この価格で、この音であれば、コストパフォーマンスは非常に高いと思う。