商品説明
まずはラベルの意匠デザインをご覧いただきたい。 ホセ・ラミレスギター(Ⅲ世1a等)をご存知の方々は、思わずニヤリと苦笑されたかもしれない。 自分も思わず、意匠権など大丈夫かな、と心配してしてしまうほどのレベルで似せてある。 製作家のお名前は丹羽雪男氏である。 生粋のクラシックギター愛好家の方にはほとんど知られていない製作家の方とは思うが、コアなアコースティックギターの愛好家の方であれば半ば伝説化された存在としてご存知の方も多いと思う。 現在、国内外を問わず数々の有名プロミュージシャンのカスタムオーダーを受けてきたK・Yairiカスタムショップは、K・Yairiの熟練者揃いの職人さんの中でも、その頂点にある3人のマスタークラフトマンで構成されるが、そのクラフトマンのお一人が丹羽雪男氏である。 丹羽氏の一切の妥協を許さない製作ポリシーから生み出されるギターのクオリティーは、現在では日本最高峰と呼ばれても決して過言ではなく、広義の意味でいうアコギ市場での正当な評価と思う。 本器は81年製であるので、丹羽氏が若手時代の作品だが、その完成度の高さは現在の作品といささかの遜色もなく、同時代の製作家の中でも一頭地を抜きん出ている。 繰り返しにはなるが、本器はホセラミレスギター(Ⅲ世)のコピーモデルである。 1aモデルやセゴビアが愛用した通称「Coffee Ramirez」と呼ばれる弦長650㎜のモデルを参考にしたものと思うが、ラミレスギターのサウンドの源である力木の配置(特徴的なボディを斜めに走るハーモニックバーも含め)や側板の二重構造(本家はシープレスとの二重構造だが、本器はわざわざ単板を剥ぎ木目を逆にして合わせてあるのでより堅牢な作りになっている)などは正確に再現してある。 音のイメージを言葉にするのはなかなか難しいが敢えて言わせていただくなら、本家の甘く凛とした音色はそのままに、より音の輪郭が明瞭で気品のある音とでも言おうか、とても上質な音色である。 本器の状態としては、やはり年代相応の弾き傷はあるので決して美品とは言い切れないが、まずは中古ギターとしては平均的な状態と思う。 別途お問い合わせ頂ければ、各部の詳細画像も含め、より詳しく状態のご説明が出来ると思う。 最後に本器の仕様をもう一度お伝えする。 トップ/シダー単板、サイド/ローズウッド合板(二重構造)、バック/ローズウッド単板、指板/エボニー等々。 ※画像にある弦どめチップは本器には付属しない。