商品説明
ラベルに林栄一 謹製とあるが、個人の製作家の手になるものではない。 創刊して間もない頃の雑誌「現代ギター」、67年や68年頃のバックナンバーに、長野県の日進工業(日本アカデミア楽器製造)の広告欄があるが、同社の手工タイプのブランドとして記載がある。 日本アカデミア楽器製造としては、日本最大のN音楽院のOEMとして、名工・野上三郎氏の監修のもとアルト・バスなど合奏用のギターも手掛けており、クラシックギターの分野では幅広く生産活動をしていたものと思う。 本器については、手工タイプらしく、ゼブラウッドのような、なかなか希少な材が使われている。 ゼブラウッドは、その名前の通り、縞馬のような美しい木目の樹で、ローズやハカランダと同じマメ科。 当時でも希少性が高く、加工も難しい為、楽器よりは高級家具に使われていた模様で、最近では手工ウクレレなどには使われるようになったが、やはり径の大きい木は少なくいようでギターでは稀である。 本器のサイド&バックに使われているのは、合板と思われるが、表裏の木目を一致させており、なかなか手間の掛かった良材と思う。 トップはサウンドホールの木口の部分に黒いリングが嵌め込まれており、単板・合板の判定ができないので、価格的にはオール合板の仕様として設定した。 全体の工作精度は、真正の手工品と比べると、やはり甘いと言うしかないが、良い意味での手作り感は満載である。 肝心の音についても、少し硬質な感じはあるが、手工品に迫るレベルと思う。
詳細情報
商品名 |
林栄一 白樺(しらかば)№5 |
商品ID |
149544 |
楽器カテゴリ |
ギター/ベース/弦楽器
> クラシックギター/フラメンコギター
> クラシックギター
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ブランド |
林栄一 |
型番・モデル |
白樺(しらかば)№5 |
楽器区分 |
中古 |
年式 |
1960年代 |
程度 |
3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
トップ材 |
スプルース(松)
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サイド&バック材 |
ゼブラウッド
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カラー系統 |
ナチュラル/木目系
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生産国 |
日本
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弦長 |
650mm
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ケース |
ソフトケース
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公開日 |
2016/02/21 |
更新日 |
2025/07/18 |